この記事では、PowerAppsを活用してアプリを作るための基本用語について解説します。
PowerAppsには、「コントロール」、「プロパティ」、「関数」の3つの重要なキーワードがあります。これはそれぞれ独立した存在ではなく、お互いに関係しながら、組み合わせて使うものです。
1つずつ詳しく見ていきましょう。

アプリの部品を指す「コントロール」

コントロールは、アプリの中にあるボタンやアイコン、テキストなど様々な部品の総称です。
アプリを作成する画面では様々な要素を挿入することができ、それぞれに細かい名称がついています。それらの部品をまとめて「コントロール」と呼び、コントロールを配置することでアプリのデザインを決めていきます。 以下の画像、中央の白い部分に表示されているものは、すべて「コントロール」と呼ばれています。

画面中央に、テキストや矢印などの要素などの「コントロール」が表示されている。
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コントロールを細かく調整する「プロパティ」

プロパティは、コントロールの色やデザインなどを細かく調整するものです。
以下の画像右側の赤枠内に「プロパティ」の設定画面があります。ディスプレイと詳細設定の2つの設定方法があり、ディスプレイではコントロールのデザインなど見た目を調整する際に使用します。例えば、「ボタン」コントロールの大きさや色、内部の文字サイズなどを調整する際に使用します。

画面右側、赤枠の中で「ボタン」コントロールのプロパティが表示されている。
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一方、詳細設定では関数を入力してコントロールに動きをもたせたり、一部のコントロールでは表示する内容を制限したりするなど、より高度で細かい要素をカスタマイズできます。 例えば、赤枠の中段にある「OnSelect」プロパティでは、「ボタン」コントロールが押されたときの動作を指定することができます。

詳細設定では、コントロールの動作などより詳細なプロパティを設定することができる。
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コントロールの動作など細かいプロパティを設定する「関数」

前述の「OnSelect」など、プロパティの詳細設定に入力する指示のことを関数と言います。関数では、画面を移動させたり、画面の内容を保存したり、帳票を作成して印刷したりなど様々な機能を設定することができます。
プログラミングのような複雑さはあまりなく、ある程度型が決まっているためパターン化して覚えたり、コピー&ペーストで使うことがことができます。複雑な機能を実装する際には複雑になりますが、ノーコードのアプリ開発よりも柔軟にアプリを開発することができます。

最後に

今回はPowerAppで重要な3つの要素であるコントロール、プロパティ、関数の概要を解説しました。
それぞれについて、詳しい使用方法をまとめた記事もありますので合わせてご覧ください。