こんにちは!株式会社ジャパン・エンダストリアル 小糠愛乃です。
今回は、選択肢をリスト表示できる「Dropdownコントロール」について解説します。
この記事でわかること
- Dropdownコントロールの役割
- よく使うプロパティと設定方法
- 実際の利用シーンとコード例
Dropdownコントロールとは?
Dropdownコントロールは、あらかじめ用意された選択肢の中から1つを選ぶためのリストです。
入力ミスを防ぎ、データの統一性を保つのに最適です。
例:
- 研修名をリストから選択
- 出席ステータス(出席/欠席)を選択
主なプロパティ
| プロパティ名 | 内容 | 使用例 |
| Items | 選択肢の一覧 | [“出席”, “欠席”, “遅刻”] |
| Default | 初期選択値 | “出席” |
| Selected | 現在選択中の値 | Dropdown1.Selected.Value |
| OnChange | 選択変更時の処理 | Set(varStatus,Dropdown1.Selected.Value) |
よく使う関数と組み合わせ
| 関数 | 用途 | 使用例 |
| Set() | 選択内容を変数に格納 | Set(varStatus,Dropdown1.Selected.Value) |
| If() | 条件処理 | If(Dropdown1.Selected.Value=”出席”, “○”, “×”) |
実用シーン例
If(
Dropdown_ステータス.Selected.Value = “出席”,
Notify(“出席登録しました”),
Notify(“欠席登録しました”)
)
ドロップダウンで選んだ内容によって表示されるメッセージを変える式です。
「出席」が選ばれたら「出席登録しました」、それ以外(欠席など)の場合は「欠席登録しました」と画面に通知が出ます。
応用設定
| やりたいこと | 方法 |
| SharePointリストの値を表示 | Items = Choices(出席記録.ステータス) |
| 選択肢を動的に変更 | Items = Filter(研修マスタ, 開催日 >= Today()) |
まとめ:Dropdownコントロールを使いこなすコツ
- Itemsで選択肢を定義
- Selectedで現在の値を参照
- OnChangeで動きをつける
次回予告
次回は「Buttonコントロール」について解説します。
アプリ内での処理や画面遷移を実行するための、操作の中心となる基本コントロールです。
