こんにちは!株式会社ジャパン・エンダストリアル 小糠愛乃です。
今回は、Power Appsで日付を計算するときに便利なDateAdd関数について解説します。
この記事でわかること
・実際の利用シーンとコード例
・DateAdd関数の役割
・主なプロパティとの組み合わせ方
DateAdd関数とは?
DateAdd関数は、指定した日付に「日・月・年などの期間」を加算または減算できる関数です。
「期限日を自動計算したい」「締切までの日数を出したい」といった場面で活躍します。
例:
・昨日や明日の日付を求める
・今日から7日後の期限を表示
・申請日の1か月後を自動算出
DateAdd関数と一緒によく使うコントロール
DatePickerコントロールやLabelコントロールと組み合わせ、指定日からの日数を加算・減算する際に使用します。
締切日や次回予定日など、日付を自動計算するアプリに役立ちます。
コントロールの解説は下記の記事を参考にしてみてください。
よく使う関数との組み合わせ
| 関数名 | 目的 | 使用例 |
| Today | 今日から7日後を求める | DateAdd(Today(), 7, Days) |
| Now | 昨日の日時を求める | DateAdd(Now(), -1, Days) |
| Patch | 自動で期限日を登録 | Patch(申請一覧, Defaults(申請一覧), {締切日: DateAdd(Today(), 14, Days)}) |
実用シーンでの使い方
申請日から7日後の期限を自動設定する例
Patch(申請一覧,Defaults(申請一覧), {申請者: TextInput_Name.Text,申請日: Today(),締切日: DateAdd(Today(), 7, Days) } )
このように、DateAdd関数を使うと「申請日+7日」などの期限を自動計算できます。
手動で入力する手間を省き、ミスを減らすことができます。
まとめ:DateAddを使いこなすコツ
・Text関数で見やすい形式に整える
・DateAdd(日付, 数値, 単位) の構文を覚える
・単位は”Days”,”Month”,”Years”が使える
・期限や予定日などの自動計算に最適
次回予告
次回は「If関数」について解説します。
条件分岐を使って「~なら~する」といった動作を実現するための基本関数です。
