こんにちは!株式会社ジャパン・エンダストリアル 小糠愛乃です。

今回は、Power Appsで「現在の日付や時刻」を扱うときに使う Now / Today関数 について解説します。

この記事でわかること

・実際の利用シーンとコード例

・Now / Today関数の役割

・主なプロパティとの組み合わせ方

Now / Today関数とは?

Now関数 は「現在の日時(例:2025/11/04 10:30)」を、

Today関数 は「今日の日付(例:2025/11/04)」を取得する関数です。

アプリで「登録日時を記録したい」「今日の日付を表示したい」といった場面でよく使われます。

例:

・期限までの日数を計算

・登録ボタンを押した時に日時を保存

・今日のスケジュールを表示

Now/Today関数と一緒によく使うコントロール

LabelコントロールやTextInputコントロールと組み合わせ、現在の日付や時刻を自動表示・登録する際に使用します。
登録日時の自動記録や、日付の比較条件などに利用されます。

コントロールの解説は下記の記事を参考にしてみてください。

よく使う関数との組み合わせ

関数名目的使用例
DateAdd今日から7日後を求めるDateAdd(Today(), 7, Days)
Patch登録日時を自動保存するPatch(出席記録, Defaults(出席記録), {登録日時: Now()})
If期限判定を行うIf(Today() > 締切日, “期限切れ”, “受付中”)

実用シーンでの使い方

登録日時を自動記録する例

Patch(出席記録, Defaults(出席記録), {氏名: TextInput_Name.Text, 登録日時: Now() } )

このように、Now関数を使うことで「ボタンを押した時刻」を自動的に記録できます。

Today関数を使えば「日付のみ」の記録にも対応できます。

まとめ:Now / Todayを使いこなすコツ

・DateAddで日付の加算・減算が簡単にできる

・Now()=日時、Today()=日付のみ

・登録処理やログ記録でよく使う

・Text関数と組み合わせて表示形式を整える

次回予告

次回は「DateAdd関数」について解説します。

日付の加算・減算を行う便利な関数で、期限計算や予定日の表示などに役立ちます。