こんにちは!株式会社ジャパン・エンダストリアル 小糠愛乃です。
今回は、Power Appsでフォームのデータを送信するための基本関数「SubmitForm関数」について解説します。
この記事でわかること
・実際の利用シーンとコード例
・SubmitForm関数の役割
・主な構文とプロパティ
・よく使う関数との組み合わせ
SubmitForm関数とは?
SubmitForm関数は、編集フォーム(EditForm)に入力されたデータをデータソースに送信するための関数です。
ボタンなどの操作で実行すると、フォーム内の値が登録・更新されます。
アプリでのデータ登録や修正に欠かせない関数です。
例:
・入力完了後にメッセージを表示
・受講者情報を登録する「送信」ボタン
・編集フォームで修正した内容を保存
SubmitForm関数と一緒によく使うコントロール
Formコントロールのデータをデータベース上(SharePointリスト)に登録する際に使用します。
Formコントロールの解説は下記の記事を参考にしてみてください。
よく使う関数との組み合わせ
| 関数名 | 目的 | 使用例 |
| ResetForm | フォーム内容を初期化 | ResetForm(EditForm_受講者) |
| NewForm | 新規登録モードに切り替え | NewForm(EditForm_受講者) |
| EditForm | 編集モードに切り替え | EditForm(EditForm_受講者) |
| Navigate | 登録後に画面を切り替える | SubmitForm(EditForm_受講者); Navigate(画面_一覧) |
実用シーンでの使い方
登録ボタンでフォーム送信
SubmitForm(EditForm_受講者);
Notify(“登録が完了しました”, NotificationType.Success)
ボタンを押すだけで、フォーム内容がデータソースに登録され、完了メッセージが表示されます。
まとめ:SubmitForm関数を使いこなすコツ
・Navigateと組み合わせると登録後の動線を整えられる
・フォーム名を正しく指定する
・OnSuccsesとOnFailuerを活用して通知を出す
・Validプロパティで入力チェックが可能
次回予告
次回は「Reset関数」について解説します。
フォームや入力欄の内容をリセットする便利な関数で、クリアボタンの実装に役立ちます。
