こんにちは!株式会社ジャパン・エンダストリアル 小糠愛乃です。

今回は、アプリで複数の画面を行き来するときに欠かせない「Navigate関数」を解説します。

この記事でわかること

・主なプロパティと組み合わせて使うポイント

・Navigate関数の基本構文と使い方

・画面切り替え時のアニメーション指定

・画面遷移ボタンでの実装例

Navigate関数とは?

Navigate関数は、Power Appsで別の画面へ遷移するための関数です。

ボタン操作などに設定しておくことで、「詳細を見る」「戻る」「登録画面へ進む」などの

画面間移動をスムーズに実現できます。

例:

・条件に応じて別の画面を開く

・詳細画面へ移動するボタン

・登録完了後にメイン画面へ戻す

Navigate関数と一緒によく使うコントロール

ButtonコントロールやIconコントロールと組み合わせて、別の画面に移動する際に使用します。
ユーザー操作に応じて画面遷移を行うアプリでよく使われます。

コントロールの解説は下記の記事を参考にしてみてください。

よく使う関数との組み合わせ

関数名目的使用例
Back前の画面に戻るBack()
Reset遷移時に入力フォームを初期化Reset(From_登録)
If条件によって遷移先を分岐If(IsBlank(TextInput_Name.Text), Notify(“未入力です”), Navigate(画面_確認))
Notify画面遷移前にメッセージを表示Notify(“登録完了”, NotificationType.Success); Navigate(画面_一覧)

実用シーンでの使い方

基本的な画面遷移

Navigate(画面_詳細, ScreenTransition.Fade)

「詳細画面へ」ボタンを押したときに、移動する場合はこのように設定します。

まとめ

・主にボタンのOnSelectプロパティで使用する

・Navigate関数は画面遷移を行う関数 

・ScreenTransitionでアニメーション効果を設定可能 

・{変数名:値}で画面間のデータ受け渡しができる 

次回予告

次回は「SubmitForm関数」について紹介します。

フォームの送信に欠かせない関数です。