こんにちは!株式会社ジャパン・エンダストリアル 小糠愛乃です。
今回は、複数選択や検索ができるリストを実現する「ComboBoxコントロール」について解説します。
この記事でわかること
- ComboBoxコントロールの役割
- よく使うプロパティと設定方法
- 実際の利用シーンとコード例
ComboBoxコントロールとは?
ComboBoxコントロールは、複数選択や検索ができるリスト型の入力欄です。
Dropdownでは単一選択しかできませんが、ComboBoxは複数選択も可能で、ユーザーに柔軟な選択肢を提供できます。
例:
- 複数の受講者を選択して出席登録
- 検索バー付きで研修名を選択
- タグやカテゴリー選択
主なプロパティ
| プロパティ名 | 内容 | 使用例 |
| Items | 選択肢一覧 | [“東京”,”大阪”,”名古屋”] / 研修マスタ.研修名 |
| DefaultSelectedItems | 初期選択値 | [“東京”] |
| SelectedItems | 選択中の値(複数可) | ComboBox1.SelectedItems |
| AllowMultipleSelection | 複数選択の可否 | true |
| SearchEnabled | 検索バーの有無 | true |
| OnChange | 選択変更時の処理 | Set(varSelected,ComboBox1.SelectedItems) |
よく使う関数と組み合わせ
| 関数 | 用途 | 使用例 |
| Set() | 選択内容を変数に格納 | Set(varSelected,ComboBox1.SelectedItems) |
| Concat() | 複数選択を文字列に変換 | Concat(ComboBox1.SelectedItems, Value, “, “) |
| Filter() | 条件に応じて選択肢絞り込み | Filter(受講者マスタ, 部署=”営業”) |
実用シーン例
Concat(ComboBox_受講者.SelectedItems, 氏名, “, “)
選択した複数の受講者名をカンマ区切りで表示します。
応用設定
| やりたいこと | 方法 |
| 複数選択可能にする | AllowMultipleSelection = true |
| 検索機能を追加 | SearchEnabled = true |
| 選択内容をフォーム送信 | OnChange = Set(varSelected,ComboBox1.SelectedItems) |
まとめ:ComboBoxを使いこなすコツ
- Dropdownでは単一選択、ComboBoxは複数選択・検索が可能
- SelectedItemsで選択値を取得
- Concat関数と組み合わせて一覧表示
- OnChangeで変数に即時格納
