こんにちは!株式会社ジャパン・エンダストリアル 小糠愛乃です。
今回は、一覧表示を行う「Galleryコントロール」について解説します。
この記事でわかること
- Galleryの役割
- よく使うプロパティ
- 利用例とコード
Galleryコントロールとは?
Galleryコントロールは、複数のデータを一覧形式で表示するためのコントロールです。
データベース(SharePointなど)との連携によく使われます。
例:
- 研修一覧画面
- 出席者一覧
- マスタデータのリスト表示
主なプロパティ
| プロパティ名 | 内容 | 使用例 |
| Items | 表示するデータ | 出席記録 |
| TemplateSize | 各行の高さ | 80 |
| WrapCount | 列数 | 2 |
| OnSelect | 行選択時の処理 | Navigate(画面_詳細, {選択データ: ThisItem}) |
よく使う関数と組み合わせ
| 関数 | 用途 | 使用例 |
| Filter() | 条件絞り込み | Filter(出席記録, ステータス=”出席”) |
| Sort() | 並べ替え | Sort(研修一覧, 開催日,Descending) |
| Search() | 文字検索 | Search(研修一覧, TextInput_検索.Text,”研修名”) |
実用シーン例
Filter(出席記録, 研修名 = Dropdown_研修.Selected.Value)
このコードは、「出席記録の中から、ドロップダウンで選択された研修名と一致するレコードだけを抽出する」という意味です。
応用設定
| やりたいこと | 方法 |
| タップで詳細画面へ遷移 | OnSelect = Navigate(画面_詳細, {選択: ThisItem}) |
| 条件で背景色を変える | TemplateFill = If(ThisItem.ステータス=”欠席”, ColorFade(Color.Red, 80%), Color.White) |
まとめ:Galleryコントロールを使いこなすコツ
- Itemsでデータ元を指定
- Filter・Sortで柔軟に表示制御
- OnSelectで詳細表示へつなぐ
次回予告
次回は「Formコントロール」について解説します。
Formコントロールは、データの入力や編集、登録を効率的に行うための基本コントロールです。
使い方を工夫することで、ユーザーが簡単に情報を入力できる画面を作ることができます。
