今回は、RPA機能を持つPower Automateの概要や特徴、機能についてお話していきます。
RPAについて学習したことがない方や復習したい方は、先にこちらの記事をご覧ください。
Power Automateとは
Power Automateは、Microsoftが提供するクラウドベースの自動化プラットフォームのことです。このツールは、手動で行っていたさまざまなビジネスプロセスやタスクを自動化することで、時間と労力を節約し、業務効率を向上させることを目的としています。
Power Automateは、「Low-Code」(ローコード)プラットフォームであり、専門的なプログラミング知識がなくても簡単に使えることが特長です。
Power Automateの特徴
多種多様なコネクタ
Power Automateには、Microsoft 365のアプリケーション(Excel、Outlook、SharePointなど)はもちろん、SalesforceやGoogle Drive、Dropbox、Slack、Twitter、Trelloなど、多種多様なサードパーティアプリケーションと連携できる「Connectors」(コネクタ)が多数用意されています。
これにより、さまざまな業務ツールを一つの自動化ワークフローで統合し、シームレスなデータ連携とプロセス管理が可能です。
例えばSalesforceのデータをGoogle Sheetsに自動で転送したり、OutlookのメールをSlackに通知するなど、効率的な業務運用が実現できます。
事前に用意されたテンプレート
初心者でも簡単に使えるように、Power Automateには数多くの事前設定されたテンプレートがあります。
例えば、「新しいメールが届いたら自動でファイルに保存する」、「予定されたイベントをカレンダーに追加する」など、よく使われるシナリオに対応したテンプレートが豊富に用意されています。
これらのテンプレートを使用することで、コーディングの知識がなくてもすぐに自動化を開始でき、導入初期のハードルを大幅に下げることができます。

高度なセキュリティ
Microsoftのクラウドセキュリティ基準に準拠しているため、データの安全性が確保されています。組織内のセキュリティポリシーに合わせた柔軟な設定も可能です。
例えば、データの暗号化やアクセス制御を設定し、機密情報を保護することができます。
また、アクティビティの監視やログの管理など、セキュリティインシデントの検出と対応を強化する機能も備わっています。
多言語対応
Power Automateは多言語対応しており、グローバルな企業でも利用しやすい環境を提供します。多言語対応により、異なる地域や国のチーム間でのコラボレーションが容易になります。
これにより、グローバル規模での一貫した業務運用が可能となり、言語の壁を越えた効率的なコミュニケーションが実現します。
Power Automateの機能
モバイルアプリ対応
Power Automateは、iOSやAndroid用のモバイルアプリも提供しており、外出先からでもワークフローを管理・実行することができます。
これにより、例えば外出先で急ぎの業務フローを確認したり、新たなワークフローを作成したりすることが可能です。
さらに、通知機能を活用することで、モバイル端末にリアルタイムのアラートを送ることもできます。場所を問わずに業務プロセスにアクセスできるため、業務の柔軟性が大幅に向上します。
条件分岐とループ
Power Automateでは、複数の条件に基づいて異なる処理を実行する条件分岐や、リストやコレクションの各アイテムに対して繰り返し処理を行うループ機能が利用できます。
例えば、特定の条件が満たされた場合にのみメールを送信する、または指定されたリスト内の全アイテムについて一括で処理を行うといったことが簡単に実現できます。
このように、条件分岐とループを活用することで、より複雑で高度な自動化フローを構築できるのが特徴です。
AIとの統合
AI Builderとの統合により、AIを活用したデータ分析や予測が可能です。
例えば、画像認識によって手書きの文書をデジタルデータに変換する、テキスト解析によって顧客のフィードバックを分類するなど、AI機能をフローに組み込むことで、さらに高度な自動化を実現できます。
AIモデルを簡単に構築し、ワークフローに統合することで、ビジネスインサイトを得たり、プロセスの効率を高めたりすることが可能です。
また、MicrosoftのCopilotというAI活用した開発も可能です。

承認プロセスの自動化
Power Automateを使用することで、申請や承認プロセスを自動化できます。
例えば、経費精算の申請が提出されたら、承認者に自動通知を送信し、承認されるまでのプロセスを自動で追跡することができます。
これにより、関係者間での迅速な意思決定が可能になり、プロセスの効率が向上します。自動通知や承認依頼の送信など、煩雑な手続きを簡素化し、業務の流れをスムーズにします。
RPA機能
デスクトップアクション(デスクトップでの動作)を自動化するためのロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)機能を持っています。
これにより、ウェブアプリケーションやローカルアプリケーションの自動化も可能になります。
例えば、定型的なデータ入力作業やファイルの転送など、手作業で行っていたプロセスをRPAで自動化し、業務の効率を大幅に向上させることができます。RPA機能を活用することで、人間の介入を最小限に抑え、業務の品質とスピードを向上させることができます。
最後に
いかがだったでしょうか。今回は、Power Automateの概要について紹介しました。 概要を知ることで、そのようなことができるかイメージしやすくなります。
次回は、Power Automateクラウドフローについてご紹介します。